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ニートな男子

第6章 、意味深な嘘。別れ。

俺は今まで世話になった彼女と別れた。

あれだけ別れたくないといい、一ヶ月時間をくれと言ってまで別れたくなかった彼女。

なのに別れた。

まぁ俺が言うのもなんだが三年間も迷惑かけてきた訳で、もうこれ以上迷惑かけたくないという一心で意味深な嘘をついてしまったのだ。

こんなカスみたいな人間を彼女は好きでいてくれた。それだけで嬉しかった。

自分から去って行った形となったが、
その日の夜俺はボロボロと涙を流しながら泣いた。

思い出が全部よみがって改めて彼女のありがたみが分かったからだ。…

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