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ふたりのカタチ

第11章 甘えたい

何度も何度も
首筋に髪に頬に耳に肩に
触れるように軽く
吸い付くように強く
私の名前を呼びながらキスをする

かずちゃんの首を抱えるように後ろに回した手は、柔らかい髪を掴む
まるで逃げて行かないように…

「彩乃サン…あ…やの…」

名前を呼ぶかずちゃんの声は
少し息苦しそうで
私もつられてしまう

「かずちゃん…」
「ん?なに?…ここで…ストップは…なし…だよ?…止めないけど…ね?」

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