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ライフ オブ ザ マウンテン

第7章 エピローグ

外出期間を終え、ラルフが戻ってこないということで大騒ぎになっていた。マーサにも連絡が入り、どこに行ったか見当がつかないと答えた。しかし行き先は何となくわかっていた。ただ本当に行くとは思っていなかったし、それだけの理由があるとも思えなかった。数日後、マーサがテレビをつけるとニュースがやっていた。そこには「悪魔の山」の頂上で凍死した男性の遺体が見つかったということだった。このニュースは全国にテレビ中継された。後に身元が分かりラルフ・ローレンという事が分かり、マーサは両手で顔を覆い、涙を流してラルフを静かに称えていた。「あの子は本当によく頑張った。あの山で自分の考えを固める事ができたんでしょう、それはあの子にとって喜ばしい事だったに違いない。最後に幸せを自分自身でつかみとったのよ」

ラルフ・ローレンの墓が建てられると登山家や各界の著名人が大勢訪れ、彼に賞賛と尊敬の眼差しを いつまでも向けていた。
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