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運命の欠片

第1章 失望


「あのさ、私あんたのこと親友なんて思ったことないんだよね。なんか友達だからあれしてとかうざいってか…。私はもう面倒だから他の人に当たれば…?」


「……ナニソレ。」


「だから、あんまり構わないでってこと。社会出たら友達とかあんまり入らないし。いろいろ言わせないでよ!」

「……。」


ずっと親友で居てねって言ってたのは彼女の方で。
自分だけがずっと親友だと、思っていただけなのだろう。突然そんなことを言われた私、宮嶌渚はあっけに取られていた。

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