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その説明もさっき聞いた。
魔法使いは、世界に一人ずつしか居ないらしい。と、生まれて直ぐに紋章が浮かび上がるらしい。
いとこのエヴァンとフェイは偶然、魔法使いになったらしい。
因みに、魔法使いは死ぬ。ただ、人よりも長寿なだけらしい。
死ねば、新しい魔法使いが生まれる。
歴代の魔法使い達の記憶もオマケで受け継がれるらしい。
実際、自分が体験した訳でも無いのに頭の中には記憶が有ることに戸惑ったそうだ。
「俺は、兄貴に会いたい」
「今は、無理だけど会わせるよ。僕も、トーマ君に会ってみたいし」
「ありがとう、フェイ」
「所でさ、トモキ君は何で此の世界の言葉話せるわけ？まさか……」
「ご名答。アルヴェンの想像した通りだよ」
「俺にも分かる様、説明してくれないかな？」
俺は、聞かなきゃ良かったと後悔している。
“口吸い”唇と唇を重ねて、相手に他の世界の言葉を話せる様にしたり、聞こえる様にする事。……だそうな。
魔法使いなら誰でも出来る事らしい。
要らない情報ありがとう。
溜め息がと苦笑しかでなかった。