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真っ赤な家庭

第4章 嘘




赤い…


真っ赤だ…


何で?


何故だ。




びっくりして布団を捲ったら、大きな挟みと見覚えの無い顔の女の生首が自分の腹部の隣に置いてあり、布団のなかは血の海だった。




「……ひっ…」



恐ろしくて、声も出なかった。


何故自分のところに生首が…?



金縛りのように動けなく固まり凍りついていた。








生首の顔は目が抉り取られ、口が道化師のように耳まで切り裂かれていた。



気持ち悪さと恐怖とを吐き出すように上ずった叫び声が出た。



同時にアラームがなった。




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