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理央奈。

第1章 過ち

優さんの家に着いて、アタシは
ソファーに座る。
優さんはアタシの正面に、向かい合う
ようにして座った。

「お前、何で元気ねぇの?」

『っえ?』

「こうでもしねーと、お前
なーんにも言ってくれねーし。」

『…っっ。』

「なあ?俺にくらい言えよ?」

アタシはもう…限界だった。
だけど…。

『なんでも…ないっっ。』

涙が溢れる。


「ばーか。じゃあなんで泣いてんだよ。」


優さんは抱き締めてくれた。

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