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今日も一緒

第5章 快感*A



それから1日中
休み時間のことばっかり考えながら
私は家に帰った。


「おかえり彩夏。上に俊太、いるわよ」


さらっとお母さんが言う。

またいるの?しかも今日?
…タイミング悪。



ガチャ


「おーおかえり」

「なんで今日もいるのー?またマンガ?」


実は嬉しいって思ってるけど、
半分呆れたように私は言う。

自分のほんとの気持ちが見透かされないように。


「あー、うん。マンガ。」


また曖昧な返事。

そんな返事しかしない俊太を
なぜだか追い詰めたくなった

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