
今日も一緒
第2章 成り行き*A
「ふ~んそうなんだ。
ってかなんで急に黙るわけ?
おーい。おーぃ。お……
彩夏??」
俊太に何度も呼び掛けられて
やっと気づいた。
一瞬そうとうボーッとしてたらしい。
「あ…ごめん…
話、思い出して、切なくなって…」
なに言ってるんだ私。
自分とマンガが重ねあって切ないです
みたいな言い方…
「………」
お互い黙っちゃった。気まずっ
おそるおそる俊太の方をむく。
案の定ばっちり目あっちゃったし…
てか顔、思ったより全然近い…
どーしよ、こんな至近距離で
見つめられるの久しぶり
心臓……破裂しそう
