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君の笑顔

第50章 頼んだよ ~陽介~

「全くまってねぇよ。」


そういうと、

そうか、といって沢村は笑った。



「で、なに、話って。」


そういうと沢村は俺の隣に座り、チラと腕時計を見ていた。



「あんま、時間ねぇな。」

そうポツリと沢村は呟くと俺の方に顔を向けた。


すると、



「お前、俺に感謝しろよ。」


と突然言い出した。



はぁ?



「なにをだよ。」



ちょっと思いを巡らせてみても、こいつに感謝するところなんか微塵もなかった。

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