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表は変人、裏は変態

第2章 執事

「まず、あなたはネットで有名だということをご存じですか?」

ネットで?

「あ、小説のほうじゃありませんよ」

あたしはケータイ小説を書いている。

有名なほうだが、それではないらしい。


「20代のイケメン男性を好み、いいと思った男性にはすぐ手をだす変態女性として、あっち系が好きな男性のなかでは有名なんですよ」

「知らなかった・・・ていうか、どうやってそこまで調べたんですか?」

「私は夏様の執事ですよ?
 それくらい簡単なことですよ」

・・・こいつ怖い。


「まぁ、知らなかったんですね。
 でも、これからは気をつけたほうがいいですよ。
 今はあなたの顔写真公開されてませんが、みたいと言っているかたは大勢いますので・・・」


そうなのか・・・これからは、あまり遊ばないほうがいいな。

「・・・そんなはなしして、涼さんは、なにがしたいの?」

「あなたにお伝えしたほうがいいと思って教えてさしあげただけです」

「じゃあ、帰っていい?」

もう眠たい・・・。

「いえ、私はあなたに命令したいことがあるのです。
 今帰ってもらわれたら、困ります」

「命令って?」




「今ここで、オナニーして見せてください」

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