テキストサイズ

君がいいんだ

第7章 腕の中の君

出来ればすぐにでも会いたかった
とはいっても
前みたいに次に会えるのはいつだろうって
あまり焦りはなかった

気持ちを伝えたからなのか
彼女も同じ気持ちだと
確かめられたからか
少しだけ心に余裕があった

でもね…
マネージャーから「急ですが明日はオフになりました」と言われると
俺はやっぱり小躍りしてしまう

「今日は何時に終わるかな?」
マネージャーに聞くと
「10時には…」と言う

携帯を見ようとすると
「彼女さんは何時終わりですか?」と
小声で聞いてきた

「え?えっと…遅番だから11時には…」
「そうですか…どうしますか?」

どういうこと!?

俺は訳がわからないでいると
更に小さくマネージャーが言う

「行きますか?来てもらいますか?」

もう一度携帯を見て彼女のシフトを確認すると明日は彼女も休みだった

「まずはメールしてみるよ…」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ