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適当詩

第2章 2

「愛のうた」

愛のうたが

歌えない

それは

あなたの心が

渇いているからでしょう

いや

いや

俺の心は

渇いちゃいない

覗いてごらん

俺のイド

近くによって

淵に手を掛けて

さあ

暗くて

深い

俺のイド

見えないか

じゃあ

落としてやるよ

イドの底

暗くて

深い

イドの底

もう

逃げられないよ

逃がさないよ

泣いたって

わめいたって

逃げられない

だからさ

底に染み出た

愛を

救ってくれないか

きっと

涸れずに

そこにあるから

歌っておくれよ

愛のうた

イドで見つけた

愛のうた

お前にしか

見つけられない

愛のうた

お前にしか

歌えない

俺の

愛のうた

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