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適当詩

第9章 9

「髪撫でて」

君の髪を撫でていると

幸せな気持ちになれるので

古本屋の棚の隅に並んだ

浮世絵を取り出して

虫食いに空いた

穴を覗いて

街を眺めてみる

とても滑稽な

世界というものを

見た気がして

俺は一人で

浮かれて

いるが

まあ

君の髪に敵うものは

古今東西ない



終わり。
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