疑惑?ホモセクシャル
第4章 涙
1-3から走って走って…
ホルンパートの部屋に戻った。
私はホルンパートの部屋で声を殺して泣いていた。
ふと外に誰かの気配を感じて、涙を急いで拭いて平常を装う。
「由紀ちゃーん?」
ドアが開いて、入ってきたのは、トランペットパートの二年生、森嶋詩帆先輩。
「由紀ちゃん。どうせ一人だろうなって思って来たし喋ろー?…ってどしたの?由紀ちゃん…何かあった?」
「え…?何も、ありませんけど…」
「嘘つけ。目のまわりが赤いよ。泣いてたんでしょ?」
やっぱり先輩には嘘は通用しないか。
「何があったの?話してみて」
自分ではあんなこと言いたくなかった。
だから、1-3に行って見てこればいいですと、それだけを言った。
好奇心旺盛な詩帆先輩は、1-3に行ってしまった。
~詩帆side~
由紀ちゃんを泣かせるなんて!
じぇんとる(齋藤のことね)は一体何をしたんだ…
全くもう!
先輩としての自覚はあるのかな、ほんとに…
そういうことを考えていたらいつの間にか1-3の前にいた。
ゆっくりとドアを開ける。
中では、じぇんとると高田がなんか喋ってた。
由紀ちゃんを泣かせるような要素は一つも見当たらない。
じゃあ、なんで…
「森嶋さん、何しに来たの?」
じぇんとるが聞いてきた。
その横で、高田はものすごく不機嫌な顔をしていた。
「何って…じぇんとる、由紀ちゃんに何かした?」
じぇんとるはなんか驚いてた。
「えっ…?特に何も…」
「…由紀ちゃん、泣いてたよ?」
私がそれを言ったら、じぇんとるはものすごくびっくりしてた。
「…えぇっ!?」
チラリと見えたじぇんとるの首筋に赤いマークがついてた。
それで、何があったかなんとなく見当はついた。
じぇんとるは、由紀ちゃんの想いを裏切ったんだ…
ホルンパートの部屋に戻った。
私はホルンパートの部屋で声を殺して泣いていた。
ふと外に誰かの気配を感じて、涙を急いで拭いて平常を装う。
「由紀ちゃーん?」
ドアが開いて、入ってきたのは、トランペットパートの二年生、森嶋詩帆先輩。
「由紀ちゃん。どうせ一人だろうなって思って来たし喋ろー?…ってどしたの?由紀ちゃん…何かあった?」
「え…?何も、ありませんけど…」
「嘘つけ。目のまわりが赤いよ。泣いてたんでしょ?」
やっぱり先輩には嘘は通用しないか。
「何があったの?話してみて」
自分ではあんなこと言いたくなかった。
だから、1-3に行って見てこればいいですと、それだけを言った。
好奇心旺盛な詩帆先輩は、1-3に行ってしまった。
~詩帆side~
由紀ちゃんを泣かせるなんて!
じぇんとる(齋藤のことね)は一体何をしたんだ…
全くもう!
先輩としての自覚はあるのかな、ほんとに…
そういうことを考えていたらいつの間にか1-3の前にいた。
ゆっくりとドアを開ける。
中では、じぇんとると高田がなんか喋ってた。
由紀ちゃんを泣かせるような要素は一つも見当たらない。
じゃあ、なんで…
「森嶋さん、何しに来たの?」
じぇんとるが聞いてきた。
その横で、高田はものすごく不機嫌な顔をしていた。
「何って…じぇんとる、由紀ちゃんに何かした?」
じぇんとるはなんか驚いてた。
「えっ…?特に何も…」
「…由紀ちゃん、泣いてたよ?」
私がそれを言ったら、じぇんとるはものすごくびっくりしてた。
「…えぇっ!?」
チラリと見えたじぇんとるの首筋に赤いマークがついてた。
それで、何があったかなんとなく見当はついた。
じぇんとるは、由紀ちゃんの想いを裏切ったんだ…