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疑惑?ホモセクシャル

第4章 涙

~由紀side~

ふと窓から外を覗くと、誰かが走ってくるのが見えた。
…齋藤先輩だ。

1-3はホルンパートの部屋の大体むかいがわぐらいにあるから、誰かが出てきたらすぐわかる。

多分、詩帆先輩が何か言ったんだな…

私は先輩と顔を合わせたくなかった。

だから、私は先輩が来る前に、別な部屋に逃げた。

走って走って。

トランペットパートの部屋に行った。


~晃輝side~

ん?
誰か走ってる。

あのオレンジのTシャツ。
間違いない。

「松崎さん?」

結構大声で言ったつもり。
でも声は届かなかったみたい。
俺の方なんて見ずに、走っていった。

「…ちょっ…待って!松崎さん!」

俺は松崎さんを追いかけた。

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