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疑惑?ホモセクシャル

第6章 捜索

…ふう。

斎藤先輩に見付からずに済んだ…

私はホルンパートの部屋に入る。

カラカラカラ……

ドアを開ける音が廊下に響いた。


「あ、由紀ちゃん。どこ行ってたの??」
部屋に入ってすぐに、葵先輩に話しかけられた。

葵先輩は今日、習い事の関係で遅れて来た。
今の時間だったらもう来てるはずと思って戻って来たら…
やっぱりいたから少し安心した。

「いえいえ…ちょっと、ありまして……」

なんて思わせぶりな事を言ってしまう……。

あぁなぜ私はこんなに…
嘘を隠せないのかな……。

うん。
きっと、正直過ぎるんだな。

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