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疑惑?ホモセクシャル

第6章 捜索

最後の方は、どんどん声が小さくなっていって、詳しくは聞き取れなかった。

けど、何を言っているのかはなんとなく分かった。


山越先輩も、高田先輩と齊藤先輩がくっついてしまうことを恐れている…。


「ところで……。」

物思いにふけっていた私はいきなり話しかけられてびっくりする。
慌てて顔を上げる。


山越先輩は自分の隣にチューバを置いてから、言った。

「松崎さんは…齊藤が好きだったりするんですか…?」

図星過ぎて焦った。
なんか怖いこの人……。

「まぁ…そうですね……。」

私が答えたら。

「齊藤は…良い奴だと俺も思います。
けど齊藤は…打たれ弱いし、押しにも弱い………。

もし齊藤を奪われたくないと、そう思うのなら……
松崎さんが齊藤を守ってやらないと。

そうでもしないと、アイツは………。


俺からもお願いします。

齊藤を、高田から守ってあげてください…。」

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