疑惑?ホモセクシャル
第7章 捜索の終わり
「よぉ。松崎由紀。」
突如横から声が聞こえた。
「高田…先輩っ…!」
高田先輩はニヤニヤしながら近付いてくる。
「山越に何を吹き込まれたんだ?え?」
…この人、こんなに柄悪かったっけ…?
…先輩、怒ってる?
先輩はどんどん近寄ってくる。
「何にせよ、齋藤は渡さない。」
「近寄らないでください。」
私は一歩ずつ後ろに下がっていく。
廊下の突き当たりまで来た所で、先輩は足を止めた。
「…なぁ、松崎さん?」
ふと私に問いかける先輩。
「………。」
「もし、もう少しで自分のものになりそうなものを、『人のためだ』『その方が幸せ』とかほざく野郎に目の前で掠めとられたら、お前はどう思うだろう?」
「それ…は…」
…怒るに、決まってる。
人の幸せを押し付けるなと、憤慨すると思う。
「それが今の俺の気持ちだよ。分かるか?偽善者ぶるお前、松崎なんてもう見たくもねーんだよ」
「…何が言いたいんですか?」
「…そんな偽善者には、お仕置きをしてやろうかと思ってさ。」
突如横から声が聞こえた。
「高田…先輩っ…!」
高田先輩はニヤニヤしながら近付いてくる。
「山越に何を吹き込まれたんだ?え?」
…この人、こんなに柄悪かったっけ…?
…先輩、怒ってる?
先輩はどんどん近寄ってくる。
「何にせよ、齋藤は渡さない。」
「近寄らないでください。」
私は一歩ずつ後ろに下がっていく。
廊下の突き当たりまで来た所で、先輩は足を止めた。
「…なぁ、松崎さん?」
ふと私に問いかける先輩。
「………。」
「もし、もう少しで自分のものになりそうなものを、『人のためだ』『その方が幸せ』とかほざく野郎に目の前で掠めとられたら、お前はどう思うだろう?」
「それ…は…」
…怒るに、決まってる。
人の幸せを押し付けるなと、憤慨すると思う。
「それが今の俺の気持ちだよ。分かるか?偽善者ぶるお前、松崎なんてもう見たくもねーんだよ」
「…何が言いたいんですか?」
「…そんな偽善者には、お仕置きをしてやろうかと思ってさ。」