彼・彼女の言い分
第13章 夏の理由
俺は…一般人だから…
この待遇に…
ドキドキするが…
みんな…
溶け込んでる…
水上は…持ち主だから…
いいとして…
正樹…
あ…こいつの家も…
医者の一家で…当たり前なのか?
坂口…
こいつも…
両親は都心に何棟もビルをもつ…不動産一家…
解らないのは…
講師二人…
大人…だからか?
みんな…落ち着いてるな!!!
『春…無表情ですが…
待遇になれませんか?落ち着いてください。いま、欄(ラン)さんにコーヒーいれてもらいますから』
「心…読まないでください」
あのお手伝いさん…
欄さんなんだ…
「え?望…高木クン…困ってたの?解らなかった…」
でしょうね…天野先生…
俺は…
表情変わりませんから…
[どうぞ…おかけください…]
欄さんにコーヒーを進められ…
一口飲んだ…
「うまい…」
[ありがとうございます]
ニコッ…
の後ろから…
坂口の睨みが…
怖い!!!!!!
ど〜も思わねーよ!!!
ドキドキもムラムラも…
水上だけ…なんだよ!!!