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「菜月は 出雲君の何がそんなに嫌な訳？」

若葉が私に質問してくる

「何がっていうか…アイツの全部が嫌…」

（だってアイツ 私にばっかりちょっかいだしていじめてくるし 俺様だし…）

「菜月は相当出雲君のことが嫌いみたいね」

若葉は苦笑まじりに答える
「何だか ある意味出雲君の方が可哀想になってくるね」

詩織も苦笑まじりに答える



「えっ？何でアイツが可哀想なの？可哀想なのは私の方でしょー」


私は少しふくれて見せた


「ハイハイ。菜月は知らなくていいの じゃあそろそろチャイムがなるから また後でね～」


私達は軽く手を振って 自分達の席に着いた