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素直じゃなくてごめんね。

第10章 夏休み




(……ダメだ………私は…大輝さんのことが…)



私は 静琉君に向き直り


「あの……静琉君…私は…だ「今は 言わなくていいよ」




「え………」



静琉君は 私の気持ちを伝えようとすると その言葉を遮った



「今は 菜月の気持ちは聞かないよ?だって…もう わかってるから…… でも 菜月にはちゃんと 僕の気持ちを知っててもらいたかった… ずるいことかもしれないけど…ごめんね…」



そして 静琉君は後ろを向いて


「じゃあ またね。菜月」



そう言って 歩き出した




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