
先輩、好きです。
第3章 先輩
ずーっと見ていられる
先輩の大好きな景色を先輩と一緒に見ている
この幸せな時間が続けばいいのに。
すると朝のチャイムが校舎に鳴り響いた
私はそのチャイムの音で我に返る
「うわ!やっちゃった!結局遅刻じゃん!」
無我夢中で付いてきた私は、すっかり自分の置かれている立場を忘れていた。
?「あ、俺のせいか;;ごめん;;;」
申し訳なさそうにする先輩をよそに生徒指導の言葉が過ぎる'次遅刻したら分かってるんだろうな?'
私は少し考えて、諦めたかのように再度寝転んだ
「空・・・綺麗ですね」
そうまるで現実逃避をしているみたいだ。
?「お前大丈夫か?急いで教室いけよ;;;;」
「悪い先輩に捕まっていましたー!って言うんで大丈夫です(笑」
そう悪戯っぽく笑ってみせると、先輩もつられて笑った。
楽しい時間だった。
