
先輩、好きです。(続
第2章 苦しみ
その日の帰りは、約束していた待ち合わせ場所で秀を待っていた。
秀「ごめん!待たせた;;;」
慌てて走ってくる秀を少し愛おしく感じたのは気のせいだろう。
「全然!大丈夫だよ」
秀「そっかよかった」
だけど少し元気がない秀にイライラする。
「今日空見たー?いい天気だったよね?」
秀「だなー。」
そう言って空を見上げて、切なそうにする秀にもっとイライラした。
「あ、ねぇねぇ明日は莉奈も呼んで3人で帰ろう?莉奈寂しそうだったし」
秀「え・・・うんいいけど」
私、空なんて嫌い。大嫌い。
空を見ると意地悪したくなるの。
