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ヤクザの孫でも純粋です。

第2章 #1



      「結女ちゃん
    カーテンとか家具とかは
    揃えてあげるから、
    どんな色がええ?」



      「んー…
   白、かな。カーテンは黒いの」



      「わかった
     そや。近く歩いて
      おいで?」



憂希さんは笑顔を見せ姿を消す。



       ―外、か…
      まだ明るいから
       行こうかな…



私は部屋を出て、玄関へと向かう。
扉を開けて外に向かった。






       あの日、
      外に出らずに
      居たら、君に
     会わなかったのかな?






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