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ヤクザの孫でも純粋です。

第3章 #2



家を出て、少し歩く。
回りは民間ばかりで




       都会




と、いう言葉には少し近くて遠い。

緑もあるし、家もちょこちょこあって
静かな場所。
近所を歩いていても人一人見つからない。
時間と、日にちが問題なのだろうか。


考えようと思ったけど、止めた。
今考えてもつまらない。


とりあえず、辺りを歩いて帰ろう。






 「あれ、桜かな…?」



目の前には急な坂道。
遠目でピンク色の"何か"が風で
そよそよと揺れている。

気になってしまい、坂道を登る。


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