
ヤクザの孫でも純粋です。
第1章 PROLOGUE
PiPiPi…
「んぅ…」
朝一番から携帯のアラームが部屋に
鳴り響く。
眠たい目、眠たい体を起こして、携帯を
開いてアラームを止める。
―結女ーッ!!
起きなさーいッ!!―
お母さんが階段から私を叫んで起こす。
最初は嫌だったけど、もう慣れたよ。
私はクローゼットを開け着なれている、
いつもの制服を取り出しパジャマから
着替える。
着替えるとドレッサーの前に立ち、
クセっ毛のセミロングを整えストレートにしていく。
あちこち髪が跳ねてるのは嫌。
でも、君は私のクセっ毛
好きって言ってるよね
