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ヤクザの孫でも純粋です。

第3章 #2



家に帰りつくと憂希さんとお母さんの
手料理がリビングのテーブルに出ていた。

私の姿を見た憂希さんとお母さんは
「おかえり」と言う。


 「結女。明日、新しい学校に
  行ってみない?」


お母さんが私に言いながら椅子に座る。


 「お母さんごめんね。明日は、
  ちょっと…。」

 「もしかして、もう友達出来たの?」



友達、というのか…。
よくわからないが友達という事に
しておこう…。



 「まぁ…。その人が近所案内してくれる
  から行ってくるね?」

 「わかったわ。じゃあ、お母さん
  結女の新しい学校に手続きして
  挨拶してくるね」

 「ん」



憂希さんが遅れて椅子に座ると、
手を合わせていただきますをし、
ご飯を食べる。

和と中華が混ざってる料理は
美味しかった。

エビチリを作ってくれた憂希さんと
和食料理の煮物を作ったお母さん、
二人共優しくって大好きな家族。


ご飯を食べ終わり私はお風呂に、
1時間程、時間を費やす。
お風呂は好きだから。

お風呂を上がり、部屋に行く。
この部屋に着いたときからあった
白いレースのベッド。お姫様だ…。
そのベッドに寝転がる。

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