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腕の中で

第1章 1



目の前にあったのは国語資料室。
いつもの所。
中には机と大量の本。
この空間に居るだけで息苦しくなりそうだ。

「入れ。」

ゆっくりと中へ進む。

-ガチャリ-

鉄平が鍵を締める。
メガネのフレームが窓に反射して眩しい。

「相変わらず学校嫌いだな、お前友達多いのに。」

それと同時に夏を机の上へそっと倒す。

「せんせー犯罪ー!」
「夏のためなら俺は教師辞めるけど。」


先生が服を1枚1枚脱がせる。

ほんとにいつでもこの人は優しい。



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