とある隠れ変態の物語
第2章 子猫ちゃんといちゃこら
「あ、自宅には電話した?」
「はい。明日の昼頃、来てくれるそうです。……住所は後で送ってと兄が」
「お兄さんいるんだ」
きっとすってきなお兄さん♪
「大学生です」
「そっかそっか。侑里くん、あーん」
「あーん」
ちゅ
「へ?」
ごめんね、したくなっちゃった
耳元で囁くと隣にいる侑里に頬をわしっとつかまれる。
え?
と、唇に柔らかいものが……。 そしてすぐに口の中に温かい舌が入り込んできて…
「っ、んふ…むっ」
侑里くん?!どうしてそんなにサービス精神旺盛なの、君は!!!!
ちゅぱ、と音を立てて唇が離れていき、負けず嫌いです、と動く。
ぃよっし、それなら。
「お兄ちゃん、やられっぱなしは悔しいから。…… 舌、出しなさい」
「……はい」
うん、やっぱり素直な子だ。