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とある隠れ変態の物語

第2章 子猫ちゃんといちゃこら



舌をちゅく、と吸い上げてゆるゆると刺激を与える。

小さく声をあげる様子に内心くすりと笑を浮かべながらも、尚輝は口腔を犯しゆく。



歯列を舌で巧みに伝い、何とも言えない快楽を与えられた侑里はひくりと体の芯を疼かせた。



足りない。もっともっと、快楽が欲しい……。



貪欲になってしまった体は、理性は制御出来ない。


抱きしめてくれる尚輝を抱きしめ返し、互いの距離をさらに縮めた。

自らも舌を絡める。



「っん、ふぁ……」



それに気付いたらしい尚輝は侑里の頭を押さえ込み、キスをさらに深くした。


深く深くまで口腔を犯され、どちらのともない唾液が口元を伝う。
卑猥な水音が響いて、聴覚までもが快楽に溺れてしまうのがよく分かった。

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