とある隠れ変態の物語
第7章 彼は万能イケメン
あーじゃこーじゃ話をして、結局うちに行くことになった。
尚輝っちは初めてだから楽しみだと言ってくれる。その期待に応えなくちゃ、と意気揚々と帰って来たんだけど。
…………何でこうなの?
何で君たちは居るのかな、ん?
「そもそもどうやって入ったの!?」
「ははは」
ははは、じゃないでしょ!!!!
ねぇ知ってる君たち。
これ、犯罪だよ、ねぇ?
「侑里くん、侑斗さん、ふざけてるんですか?」
帰ってきたら。
あのイケメン兄弟が何故かうちに上がり込んでた。
鍵はちゃんと掛けたのに。