
D-カノ!
第1章 本田 圭介
かちゃ…
クローゼットは、以外と大きかった。
しかも鍵つきだから、凜ちゃんの彼氏にばれたり、寝れないってことは無いだろう。
「じゃ、お休み。」
「…うん。」
午前1時。
俺は人生初となる、クローゼットに入って寝ることにした。
今日…もとい、昨日はマジで運がついてなかった。
今日は、クローゼットの中で仮眠をとって、朝一で家に帰って寝る!
俺が、今日の計画を練っているとドアの開く音がした。
彼氏が入ってきたのかな?
「よぉ!凜!遅くなってごめん…」
「いいのいいの。祐の誕生日は、私が一番に祝いたかったし。」
「かわいーこと言うじゃん?プレゼントとか期待していいのかなー?」
「期待しちゃって♪はい、どーぞ!」
「うあ!これ前、俺が欲しーっってた、ピアスじゃん♪サンキュ!めっちゃ嬉しい!」
「良かった♪祐喜んでくれて!」
…なんか、凜ちゃん言葉遣いおれんときと、ちがいすぎね?
「…喜ぶにきまってんじゃん。じゃあ、今度は、俺が凜を喜ばせてあげる。」
「え~?何?…あっ!」
バフン!
…え?何があったの?
…チュッ…チュパ…
えっ…?
「んっ…」
「きもちぃ…?」
えっ…?
「ぉお!今日の下着エロいねー!」
「あっ…ヤダ…見ないでっ」
「なんで?俺に見てほしいんじゃないの?」
「そんなこと…あっ…んっ…」
…もしかして、やっ…てる?
いや、他人のこーゆーの聞いちゃいけないのはわかってるんだけど、つい聞いてしまう…
