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「意外ですね。神埼くんが話しかけて来るなんて、驚きました」

少しも驚いたそぶりはなかったんだけど？
「で、何か用事ですか？」

「いや、用事じゃないんだけどな？少し話をしたくって」

神埼隼斗はブルーのちょっと格好いいメガネをかけている。髪がボサボサで目を見ることができないが、顔立ちが整っている事ぐらいは分かる。

「話す事なんて対してないですけど・・・？」

話が進まない！！！

「話す事なんて沢山あるっつーの！それは良いから、俺の質問に答えろよ」

「・・・・難問だったら難しいですけど、なるべく解きたいと思います！」
テストの問題かよ！！！こいつわざと言ってるんだよな？もういいや、はやくすすめよう。そう思って、息を吸った。

「お前って、好きな人いる？」