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サイカイ

第1章 メザメ


コツコツ


来ないでっと言ってみたものの、彼は聞き入れる様子はない


私は彼と真逆に後ずさる


しかし、部屋にある唯一の物につまずいてスローモーションのように仰向けでベットに落ちていく


背中にスプリングの反発力を感じるころには私にかけ寄って来た彼の声が至近距離で発せられていた



「お前は全て理解した末に保存されていたんじゃないのか⁉」


彼の話しを理解出来なかったのは、話しの内容が突拍子もないものだから…


それと、こんなに男の人と密着したことがないからだ


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