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サイカイ

第2章 つまり子供をつくらなきゃいけないんですよ



♪〜

微かに何かのメロディーが聞こえる


すると目の前の彼が耳に手を当てた


「はい、…いえこちらの推測と少し違ったみたいです


……はい⁉キングが直々にですか⁉


…了解です。…いえそんなことはありません‼

では、お連れします」



何か彼の考えと違っていたことと私がどこかに連れていかれること、ぐらいはなんとなく伝わってきた



「来い‼」


腕を掴まれグイッと引っ張られる


『イタッ!』


強すぎる握力が私の腕を痛めつけた


「!…悪いっ」



彼は手を離す


その場所には赤く後が残った



「〜っ‼」


声になってない呻きを漏らす



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