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君がいるから

第1章 タレ目ちゃん

「ムフフ♪」
「やりますなー」

ねー♪と二人で首をかしげて俺をからかう

「なんだよぉーいいじゃん!!べつにぃー
かわいい子だよねー名前聞いちゃった♪」

いつも通りに振る舞ってみるけどね…
でも実際は、あんまり近づけなくって…
差し出した手を避けられたことに
ちょっとヘコんでるんだよ…

2本取りの今日は
帰りがメチャクチャ押している…

「こりゃテッペン越えるね…」

はぁーとため息をするのは
今のところ『彼女有り』のやつ…

「相葉サン…終わったら暇?」

声をかけてきたのは松潤だ

「え?何食べたいかって?」
「言ってねーよ(笑)」

でもちょっと飲んで帰らないかと誘われ
俺は少し迷った

いつもなら二つ返事で行くと言うのだけど
今日はなんだか…
心が騒がしい…

だって…
こんな時間なのに…
まだスタジオの隅っこに
タレ目ちゃん…じゃなくて
美雪ちゃんが頑張ってんだもん…

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