
無防備に恋をした僕ら
第1章 僕はひどく欲張りで
「…さすがにこれは、自分で、脱ぐから」
「ははっ、可愛いな」
何が可愛いのかまったくわからないけど。
「とりあえず洗濯するから、できるまでそのままだけど…いい?」
「よ…っくない!」
ずっとこのままは、さすがに…。って、笑うなよ。
「じゃあ、続きする?」
「続き…?」
問うと、再び逸留に押し倒される。
そして、まだ熱を持つそこに触れる。
「…っ!」
「てかさあ、俺の名前呼びながらイくとか反則だよね」
「っえ…?」
「さっきの凛、もっと見たい」
逸留はそう言って俺をベッドの端に座るよう促す。
その通りにすると、逸留は床に座った。
「俺の肩に手、置いて」
「…?ん、」
