VS
第3章 第2
「もしこれが本当だとして、殺したりする人いるのかな?」
夏々が私にそう聞いた
『殺すって…。そんなー…』
「犯人ってだれなんだろう…」
夏々のその一言に私は、ドキッとした。
一瞬で、昨日のアプリを思い出した
『さ、さぁ…。だれなんだろうね…』
夏々はうーんと手を口元において考えている様子だった
「もし、犯人がいたら許せないよね!!!」
夏々がそう言った。
私の鼓動はどんどん高まって、他の人に聞こえるんじゃないかと思うくらいだった。
(言えない…。昨日のアプリのことなんて…。もしかしたら自分が関係してるかも知れないのに)
私はうつむいた
「…」