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変愛(へんあい)?!

第8章 第二部:策士

「タイちゃん…顔エロい!!」


「それ亮ちゃんだよ!!」


「ね。もう一回。」


「ん。」



ただ、唇を重ねるだけの柔らかいチューは、俺の心の準備をさせたらしく…ちょっとムラムラしてくる。


うつ伏せだった身体を動かして、亮ちゃんと向かい合って…見つめ合うと、どちらからともなくキスをする。


耳に響くキスの音が、聴覚から俺を煽ってきて、亮ちゃんの腰を撫で回していた。



「くすぐったい。」


「そう言う亮ちゃんだって、Tシャツに手を入れて俺の背中、撫で回してんじゃん!!」

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