
promise you
第3章 君が居たから強く居れた
シャー
あードキドキする。
西島さん家。
初めて見た西島さんの部屋着。
それだけでドキドキしておかしくなりそう。
こんなにドキドキするのなんて初めて。
今までの自分なら男の人の家に来ても
緊張なんてまったくしないのに。
変なの。
「はぁ!気持ちよかったー!ありがと♪」
「おう!ユナこっちおいで!♪」
「え?!」
「髪の毛!乾かしてあげるから♪」
「あ…ありがと…」
「ん♪」
「はい出来た♪」
「ありがと…」
ドキドキ
「お腹空いてない??」
「んー…ちょっと」
「はい!買っといたよユナの好きなヨーグルト♪」
「わぁ!♪ありがと!」
「いーえ♪」
「いただきまーす!」
「めしあがれ」
「んー!♪美味しい!」
「良かった♪」ニコッ
ドキッ!!
「ユナどーかした??」
「な、なんでもない!!」
「ぷっ変なの♪」
「うるさいなー!笑」
「ユナごめんな。」
「何が?」
「昨日急にあんな話して」
「ううん…家帰ってゆっくり考えたけど
言ってくれて凄い嬉しかったよ。
西島さんの事好きだから応援してる。」
「ユナ…」
「頑張ってきてね!」ニコッ
ギュッ
「ちょ…西島さん??!!」
「こっちにいる残りの時間一緒に過ごしたい」
「…。」
「ユナ、俺もユナの事好きだよ。俺もユナの事応援してる。」
「西島さん…」
「付き合って欲しい」
「うん…」
「いーの…?」
「うん。ユナも西島さんと一緒に居たい」
「でも、来月から寂しい思いさせちゃうよ?」
「留学ってどれくらい行くの?」
「オーストラリア1年間」
「1年…」
「待ってられる??」
「余裕余裕♪」
「ユナ…ありがと。嬉しい。」
「いってらっしゃい。」
「あっユナ」
「ん?」
「これ渡しとくな!うちの家の合鍵!いつでも会いにおいで♪てか、もぅ自由に使っていーから♪」
「ありがと♪」
その日私たち2人はお互いの話をたくさんして
たくさん笑って
初めてキスをして
初めて一つになった。
その日初雪が降っていた。
