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僕には意味がない

第1章 壱

『一族の為だけに存在しろ』


『目立つな。村の奴等にばれたら殺されるぞ』


『鬼の子め!!死ね!』





本当にしつこい。

みんなみんな、もう居ないのに。


解放されたのに。逃げたのに。


自由を手に入れた。僕は、自分の手で運命を変えた。



血の上を歩いて、障害物を蹴飛ばして。





斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って





何が悪い?

人を殺して何が悪い?

あいつらは僕に同じことをした。

生き地獄を経験した僕は、誰に何をしてもいいじゃないか。

叱る人などもういない。

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