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僕には意味がない

第2章 弍

「え・・・何どういうことですか」

「この兄ーちゃん機械なのか?設定だだ被りじゃねーか」

「いいえ。体は人間です」

「え?」

「しかし、頭の中に微弱な電波を感じます。これは恐らく、ICチップかと」

「ICチップぅ?!」

「これはコナン的に言うとアレアルカ。体は人間、頭脳は・・・」

「つまり、人間だけど中身はカラクリってこと?」

「そうです。この人の体に外傷はなく、心拍数、体温共に正常です。シャットダウンしているようですが」


そこまでたまが言うと、四人(三人+一機)は彼を見下ろした。



燃えるような赤い髪。長いまつげの整った顔。細身の体。

どう見てもただの人間だ。
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