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不合格者の仕事

第2章 生活


「はい、これお母さん。」

「あ、ありがと~、ん?
なにそれ?」

「これ?
なんかはいってた。
宛先、私なんだよね…」


お母さんの隣のイスに腰掛け、封筒を開けはじめる。


「差出人はだれ?」

「えっとぉ…


…六欄高校だ!!」


私とカンナが一緒に受験して、
一緒に…落ちた高校…。


なんで…

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