不合格者の仕事
第4章 逆転ー地獄…?
「な、なんのために…?」
一人の男子が聞いた。
「なんのために?
なにをいっているんだよ君は。
学ぶためだ。
なぜ自分のパートナーは合格できて、なぜ自分はできなかったか…
それを探すんだ。そして見つけるんだ。
そして学んで、自分のものにして、より良い学生生活を営む。
…質問は以上かな?」
納得半分、違和感、疑問も半分だった。
「では、私からの話は以上だ。
パートナーが決まるまで、野田先生が案内してくださる寮で待機をしていなさい。」
野田…先生?
野田先生が誰なのか。この学園の目的は一体なんなのか。
私たちはまだ知るよしもない。
「礼!」