不合格者の仕事
第4章 逆転ー地獄…?
そういって理事長は私たち子供の顔をじっくりと近くで見ながら言った。
「君たちは確かに、不合格だ。不合格者だ。
だが、かわいそうだよなぁ…。
君たちは君たちなりに勉強をして、面接までしたのに…。
かわいそう、だから、こうしよう。
君たちには仕事を与えよう。
この学園に普通の生徒としている、合格者と過ごすだけでいいんだよ。
合格者は皆、ここの寮に入っている。
君たちは合格者一人につき、不合格者一人で割り振られる。
不合格者の君たちは、合格者と、朝も昼も夜も一緒にいるんだ。
わかったな?」