
男子高校生が描くエロゲー
第4章 なぞの男
……なんだよおい。
でっけー家グモでも触っちゃったかな……。
ピクリと動く手先を、怖さでまだ見れないでいる。
目は、おかげさまでぱっちりと覚めた。
俺、虫嫌いなんだよ……。
なんて心で思いながら自分を誤魔化し、さりげなく手を布団の中へ戻す。
『ペタ』
え……
またまたあり得ないような触り心地。
生暖かくて、生き物の…人間の肌のような。
『バサッ!』
「……んで俺、全裸なんだよ……」
布団をめくったまま、唖然としてしまう。
いつの間にか全裸なんかになったんだ?俺。
……そうだ!宮っ!宮はどうして……。
