男子高校生が描くエロゲー
第5章 統夜
宮の手を強く握ると、お互いに睨むように見つめ会う。
なんか…やばそうな空気…。
「あれ、お兄ちゃん?」
制服姿の妹が宮と全裸男の間からチラチラ見える。
「え、宮さんと…き、きゃあ!!」
妹は全裸男の顔から体に視線を移すと、顔を真っ赤にしてしゃがみこむ。
「お、お前、とにかくなんか服着ろよ!」
俺はクローゼットをゴチャゴチャあさって、抵当にパーカーをつきだす。
「ああ…あたし行くから!
お兄ちゃんたちも、もう行く時間だからぁ!」
妹はそのまま顔を伏せながら階段を駆け降りていった。