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少女は生きていく

第1章 いつもと変わらない幸せだった日々

テイラー・リリー・ミスティー,15歳。
窓のブラインドから朝日が覗く。
また始まる一日。
テイラー・リリー=テイリーは起床した。

ミスティー家の朝は早い。かつ規則的だったりする。彼女は朝ご飯はトースト,ヨーグルトにシーザーサラダ,ココアを摂った。キッチンで忙しない母の姿,靴下が片方ないと探す父の姿,今起きたばかりの妹アシュリーのボサボサの髪が視界に映る。

テイリーは朝食を終えると,服を着替えにクローゼットに向かった。下でもう出勤する父の「ジェシー(母),アッシー,テイリー,行ってきます」と爽やかにいう声に「行ってらっしゃい」と3人別々に返した。そしてクローゼットに目を戻す。

選んだのは白いロンTに黒いプリントの文字がついているものと黒いスキニージーンズでコンバースのベージュのスニーカーを選んだ。洗面所は今妹が占領しているが,時期に空くだろう。ベッドの上のウサギのぬいぐるみジニー・アンの前で一回転し,下に降りた。

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