無題
第5章 変化(後編)
「おぉ、遅かったなぁ」
「ぉう」
遅れてきた雅樹を
横目に見ながら
郁也は小さく
ため息を吐いた。
違和感の原因は
雅樹との
現在の関係性。
合コンの夜からは
一度も泊まりに行っていないし、
鍵を渡してから
学校での会話も
ほとんど
無くなっていた。
その頃
ちょうど久しぶりの女の子とのメールが
楽しかった時なので、
話さなくても
何も違和感は感じなかった。
雅樹との肉体関係は
泥酔して
レイプした
一回きり。
後は
キスと
上半身メインの前戯のようなものと
手でお互いのモノに触れた
相互オナニーのような
スキンシップくらい。
落ち着いてみると
今度は雅樹が気になって
仕方が無くなっていた。
雅樹が許してくれるのなら、
このままお互い話さず
何も無かった時のように戻った方が
健全だし、
由美ちゃんとも
まっすぐ向かい合える気がする。
それでも
学校では見たことの無かった
いろんな雅樹を見てしまった郁也には、
今の雅樹が
とても寂しがっている
ように見えて
放って置けなくなっていた。
完全に
タイミングを逃して
かなり気まずくはあるけれど、
雅樹との
今後の関係を
ハッキリさせようと
郁也は決意した。
「ぉう」
遅れてきた雅樹を
横目に見ながら
郁也は小さく
ため息を吐いた。
違和感の原因は
雅樹との
現在の関係性。
合コンの夜からは
一度も泊まりに行っていないし、
鍵を渡してから
学校での会話も
ほとんど
無くなっていた。
その頃
ちょうど久しぶりの女の子とのメールが
楽しかった時なので、
話さなくても
何も違和感は感じなかった。
雅樹との肉体関係は
泥酔して
レイプした
一回きり。
後は
キスと
上半身メインの前戯のようなものと
手でお互いのモノに触れた
相互オナニーのような
スキンシップくらい。
落ち着いてみると
今度は雅樹が気になって
仕方が無くなっていた。
雅樹が許してくれるのなら、
このままお互い話さず
何も無かった時のように戻った方が
健全だし、
由美ちゃんとも
まっすぐ向かい合える気がする。
それでも
学校では見たことの無かった
いろんな雅樹を見てしまった郁也には、
今の雅樹が
とても寂しがっている
ように見えて
放って置けなくなっていた。
完全に
タイミングを逃して
かなり気まずくはあるけれど、
雅樹との
今後の関係を
ハッキリさせようと
郁也は決意した。